新潟TPP批准阻止・食と農守れ県民共闘会議が緊急昼デモ
TPPの批准が焦点となる臨時国会にむけて、TPP参加阻止新潟県民共闘会議は9月21日に緊急昼デモを新潟市内で開催しました。 臨時国会と県知事選挙前ということもあるためか、県内のマスコミ各社が報道。行動には約50人が集まり、JA新潟中央会や県内野党の代表らもあいさつに駆けつけました。 主催者代表として農民連の鶴巻純一会長は「春の国会では黒塗りの交渉文書が提示されるなど、まともに議論をさせないような政府は許されない。何としても批准阻止を目指してみんなで声を大きくあげていこう」とあいさつ。7月の参議院選挙で野党統一候補として当選を果たした森ゆうこ参院議員秘書の高橋茂さんが森議員からのメッセージを代読し、TPP批准を阻止するために全力をあげることと、9月29日告示の新潟県知事選挙で原発をめぐるエネルギー政策が争点になり、重要な選挙であることが訴えられました。 社民党からは渡辺英明幹事長があいさつし、日本共産党からは西澤博政策委員長が武田良介参議院議員のメッセージを代読。JA中央会の高橋元農業対策部長は「最近になって輸入米価格の偽装取引がされていたことが発覚した。TPPが批准されれば、さらにそれが増えることが懸念される。農家の努力で飼料用米への生産転換を進めていることに水を差すものだ」と政府の対応を批判しました。
集会の後にはデモ行進を行い、コース途中にあるJAビル前では職員らが待機しており、激励の拍手で迎えられながら「TPP批准反対」「地域を守れ」「食料と農業を守れ」などとコールし、市民へアピールしました。 (「TPP新潟県民共闘会議ニュース」38号から)
命と健康守るためTPP批准阻止「風の会」が都内で学習会公害裁判に携わる患者団体や支援団体などを中心に実行委員会を結成し、時々の社会問題や司法問題をテーマに学習会を開いている「司法に国民の風を吹かせよう(略称・風の会)」が、9月24日、東京都内でTPPの学習会を開きました。「TPPに反対する人々の運動」共同代表の山浦康明さんが、食の安全の分野を中心に、保団連(全国保険医団体連合会)政策部事務局の寺尾正之さんが医療の分野から、TPPについて、それぞれ講演しました。 各団体からの報告として、農民連の吉川利明事務局長が発言しました。「TPPは日本の農業に壊滅的影響を与える、最悪の農業つぶしの協定」として、SBS(売買同時入札)米の偽装に触れながら、安倍政権による情報隠しの実態を紹介。10月15日に開催される「TPPを批准させない!1万人集会」への参加を呼びかけ、「国民の命と健康を守るため、なんとしてもTPP批准を阻止していこう」と訴えました。
(新聞「農民」2016.10.10付)
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[2016年10月]
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