安倍暴走政治ストップ
TPPの批准阻止し、漂流させよう!
戦争法、沖縄、社会保障、改憲 「だまし討ち」政治許さない
9月26日、議員会館前に「戦争法の発動止めよう」「高江ヘリパッド建設反対」「TPPを批准させない」などの声がこだまするなか、第192臨時国会が開会しました(会期は11月30日まで)。今国会を「アベノミクス加速国会」と位置づけ、TPPの批准を最優先に掲げる安倍政権に対し、農民連は「今国会でのTPP批准を阻止し、漂流させよう!」とたたかいを呼びかけています。戦争法でも、沖縄でも、社会保障でも、改憲でも、選挙の間は「だんまり」で、選挙が終われば暴走を始める――このような「だまし討ち」の暴走政治を決して許してはなりません。各分野のたたかいに大合流し、安倍政権の暴走を止めましょう。
総がかり行動が国会開会日行動
衆議院本会議さなかの国会議員会館前で、戦争させない・9条壊すな! 総がかり行動実行委員会は国会開会日行動を行いました。約800人が集まり、安倍暴走政治ストップの声をあげました。
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「安倍暴走政治は許さない」とこぶしを振り上げる参加者=国会前 |
戦争の準備を許さない国会に
社民党の吉田忠智党首と共産党の小池晃書記局長、民進党の福山哲郎参院議員、そして新たに結成された院内会派「沖縄の風」から糸数敬子参院議員が連帯あいさつを行いました。
主催3団体からそれぞれ発言があり、解釈で9条壊すな!実行委員会の高田健さんは「南スーダン派遣を前提とした訓練など、戦争の準備を許さない国会にしよう」と呼びかけるとともに、自衛隊派遣が予定されている青森で、総がかり行動として「自衛隊を戦場に送るな」と訴える集会を行うことを報告しました。
連帯あいさつではTPP批准阻止アクションから内田聖子さんが参加。「TPPの批准が今国会の最大の目標といわれているが、何としても阻止しなければならない」と訴えました。
米の動向をみず日本だけが暴走
内田さんはTPPの実態について「一部の大企業や投資家、富裕層が利益を得られるようにする、強いもののためのルール作り。(T)とんでもない(P)ペテンの(P)パートナーシップだ」と指摘。「市民には悪いことはあってもいいことはない。だからこそアメリカの大統領候補は二人とも反対をせざるをえない。アメリカが批准しなければTPPは発効しない。だからこそ各国はアメリカの動向をうかがっているのに日本のみが暴走している」と安倍政権の異常性を訴えました。
また、地域経済に与える影響についても「間違いなく農業は大打撃を受けるし、地域に死刑宣告を突きつけるようなもの」と批判。10月15日の集会への結集を呼び掛けました。
主催者からの行動提起では、沖縄の新基地建設を許さない新署名などの取り組みを提起。「『憲法を守れ』の声を、何倍にも大きくしていこう」と訴えました。
(新聞「農民」2016.10.10付)
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