「農民」記事データベース20160926-1231-14

岩手県女性部バスツアー

青森みて よく学び 楽しんだ


田舎館・田んぼアート
土蔵アトリエ美術館
縄文・三内丸山遺跡

 9月3日、稲刈り前の束の間、岩手県女性部恒例の「バスツアー」を行い、23人が参加しました。今年のツアーのテーマは「青森を見て学んで楽しもう!」。

 最初の見学地は、青森で最も小さな自治体の、最も象徴的な「田舎館村田んぼアート」。毎年、稲刈りが済んだ10月から翌年の準備が始まるのだとか。人口8000人の小さな村で、約1000人以上がこの村おこし事業に関わるとのこと。とにかくスケールが大きくクオリティーもすごい。口々に「一見の価値あり!」。感動は写真には納まりませんが、写真を見てください。

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「シン・ゴジラ」の田んぼアート

 次は、NHKでとりあげられたこともある「土蔵のアトリエ美術館」。リンゴ畑に建つ土蔵をアトリエにして「農民の姿」「反戦への思い」「過酷な労働と理不尽な弾圧」などを描き続けた農民画家、常田健氏の作品が展示されています。

 最後は、縄文時代の集落跡「三内丸山遺跡」。広い生活圏での集団生活がうかがえる建物跡に圧倒されます。考古学は、新しい遺跡が発見されるたびに見解が塗り替えられ、研究・検証がまだ縄文時代の実態に迫っていないのが現実。ガイドさんの説明も「みなさん、想像しましょう。〜だったのだろうか?」と。

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三内丸山遺跡の前で記念撮影

 古代ロマンに思いを馳せ、良く学び、大いに楽しみ、青森を満喫した一日でした。

 岩手県内を縦断するだけでも車で3時間かかるので、青森は隣県とはいえとても遠く、行程を忙しくこなした感もありましたが、しっかりと買い物も楽しみ、久し振りの仲間との会話も途切れず、バスの中は最後までにぎやかな笑い声に包まれていました。

(岩手県農民連女性部 菅原栄美)

(新聞「農民」2016.9.26付)
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2016年9月

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