早場米の稲刈り終了!
台風と倒伏で悪戦苦闘
千葉・匝瑳(そうさ)市 大木傳一郎さん
稲刈りが終わりました。
今年は台風の襲来、大雨の中で稲は倒伏し、田んぼの地盤は軟弱、悪戦苦闘の日々でした。
有機肥料なので穏やかな倒伏で、農薬を使わなかったにもかかわらず「カメムシ」の被害がありませんでした。
良かった〜。
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大きなコンバインに乗り込む大木さん |
新日本婦人の会など消費者においしい安全な、お米を送ることができます。
生産者米価は昨年より少し良さそうですが生産コストから見て60キロ当たり3000円前後も安い低米価、農家に笑顔がありません。
農家を見捨てた安倍農政、台風の被害によって全国各地の農業被害は深刻です。TPPで輸入すればいいというのでしょうか、この秋の臨時国会で批准して日本農業を壊滅する道をまっしぐら。私は両親に「米一粒を無駄にすると目がつぶれる」と米の大切さを教わりました。
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台風の大雨でぬかるみ、たいへんだった稲刈り |
このままだと若い後継者は生まれない、美しい農村風景は荒れ果てる、農家を辞める、結婚もできない若者も多い、農村は限界集落となり小学校は廃校が続いている。
そんな中、頑張った稲刈り風景をお届けします。
(千葉県農民連会長)
(新聞「農民」2016.9.19付)
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