農協幹部らと交流を強め
農民仲間とも対話広げよう
農民連東海ブロック 活動交流集会開く
8月23、24の両日、愛知、静岡、岐阜、三重の各県で構成する農民連東海ブロックの活動交流集会が三重県北勢地域、菰野町の鈴鹿国定公園国民宿舎・湯の山ロッジで、農民連本部から真嶋良孝副会長を招いて開催され、4県連から23人が参加しました。
集会では、三重県連の中西長市副会長が「農民連はもっと市町の農林課や農協に出かけ、新しい情報を身につけ、農家の苦しい現状を知り、知らせる必要がある。この交流会で、各県が取り組んでいる経験や失敗も含め、意見を出し合い、実りある集会にしていただきたい」とあいさつしました。
真嶋良孝副会長は、TPP問題で、アメリカの2人の大統領候補の言動やアメリカ国民の動き、日本の安倍政権の暴走と国会批准阻止の運動などについて報告。新聞「農民」読者と会員拡大を軌道に乗せる運動を呼びかけました。
意見交換では、参議院選挙のなかで、東北など各地の農民が農協幹部に“自民党を支持しない”姿勢にさせた運動が紹介され、農協幹部や農民同士の対話を広げる活動の重要性を共有し合いました。
2日目は、愛知県連の本多正一事務局長から「農民連ふるさとネットワーク東海」の事業概要が報告され、質疑・意見交換が活発に行われました。
各産地からの報告では、三重県の津地域で、在来種大豆が地域で評判になっており、農民連に加入した営農組合が栽培・販売し、組合が古民家を借り「豆カフェ」を経営。お年寄りなどの「たまり場」として繁盛していることが報告されました。
また、三重・伊賀地区は、米、ナシ、ぶどう等の産地ですが、この伊賀の参加者が「今秋中に8人程の農民連を結成したい」と報告。地域経済と農業を守る意気込みが示されました。
(「農民」三重県版26号から)
(新聞「農民」2016.9.19付)
|