旬の味
季節の移り変わりを、気候や気温、虫の鳴き声で感じるようになりました。農業を始めて10年。最近は、農作業にも余裕を持てるようになり、近隣農家の作業の進み具合や、農作業の専門的会話にも十分に答えられるようになりました▼作業の合間に動物や虫の鳴き声、木々の風の通る音を聞くと季節感が良く伝わります。夏の代名詞、セミの鳴き声もアブラゼミ、ミンミンゼミ、クマゼミ、ツクツクボウシ、ヒグラシと確実に季節の変化を伝えてくれます▼気になるのは、今年やたらと立ち枯れの木々を見かけること。それもかなり大きな成木です。虫食いの影響だと思いますが、近年、季節はずれの花が咲いたり、チョウが舞ったりと少し戸惑いを感じます▼最近では北海道への台風の連続上陸。農業は、自然の恵みを、季節の変化とともにそれぞれの力を借りて、農産物を作りだしているので、今後、多くの対策が求められます。まだもう少し、暑い日が続きます。作業のしやすい時間を大切に、さあ今日も畑に出よう。 (W)
(新聞「農民」2016.9.12付)
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[2016年9月]
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