農のこころ丸山美沙夫
限界集落暁けに気丈の草刈機 渡辺をさむ 俳誌『道標』から。「限界集落」という言葉は、大野晃氏による。高齢者が集落人口の半数を超えた地域である。農村の疲弊がすすみ、集落を維持出来ない環境にある。TPPはこれをさらに促進するであろう。大多数の家族農業は押しつぶされる。この句は、地にへばり、生きる農の気丈さが草刈機の唸り声だ。
(新聞「農民」2016.9.12付)
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[2016年9月]
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