「農民」記事データベース20160829-1227-14

旬の味


 今年の夏はとくに暑い日が続きます。私の地域では梅雨明けから、雨らしい雨がなく、栽培しているキウイフルーツや、刀根柿への潅水(かんすい)作業が一番の仕事になっています。1年1回の収穫の喜びを求めて、精いっぱい育て上げ、「おいしい、甘い」と喜んでもらいたいからです▼地産地消の言葉通り、食べる人が見える、作った人が見える、この関係を大いに発展させること。また、学校給食への食材供給の取り組みも、笑顔で食べる子どもたちの顔が見える。なんとすばらしいことではないでしょうか▼先日、福島で開かれた全国研究交流集会に参加しました。村田武教授の講演の通り、農民運動と協同組合運動を発展させ、必ずTPPの批准をくい止めましょう▼また、新規で就農する若者が増える、農村が農村として永く存続できる、そんな世の中になってほしい。何だか新年の抱負のようですが、暑い、そして熱い夏の一夜の夢に終わらぬようがんばりたい。その向こうに子どもたちの笑顔があるから。

(龍)

(新聞「農民」2016.8.29付)
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2016年8月

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