豆腐料理にもっと親しんで!「国際マメ年」にちなんでシリーズ企画
日本の伝統食を考える会今年は「国際マメ年」です。当会は豆料理にもっと親しんでもらおうと、シリーズで「国際マメ年」企画に取り組みました。
8種類の豆を使って豆料理第1回は「豆料理を楽しむ会」を4月に開催。29人の参加者が持ち寄った豆料理は、8種類の豆を使って「うずら豆の五目煮」「チリコンカン(金時豆)」「大豆かりんとう」など22種類でした。第2回は7月29日に京都市内の「からこと舎」で行われ、「世界の豆料理を学ぶ」のテーマで、京都の町の小さな豆屋「楽天堂」代表の高島千晶さんにお話を聞きました。
20種類の世界の豆を参加者にまず参加者に20種類の世界の豆が配られ、地図上に原産地の豆を置きました。東アジア原産の豆は大豆、小豆。アメリカ大陸原産の豆は金時豆、うずら豆、紫花豆などインゲン類。ひよこ豆は中央アジア、えんどう豆とレンズ豆はメソポタミアが原産地。ささげ類はアフリカ原産です。豆は世界中で栽培され、その国独特の料理法で食べられている大事な食糧です。世界中で栽培される理由は、豆の根っこにある根粒菌が空気中の窒素を固定するので、痩せた土地でも栽培でき、ほかの作物もよく育つからです。
世界の豆料理のキットを販売高島さんは「豆料理クラブ」を主宰し、北海道の自然栽培豆を中心に、アメリカなどの有機栽培の豆を輸入し、世界の豆料理が簡単にできるキットを販売し、豆の魅力を発信しています。当日の豆ランチは「レンズ豆とくるみのハンバーグ」をはじめ4品。高島さんは「日本にも砂糖を使わない豆の食べ方もあり、また和食に合う外国の豆料理もあります」と豊かな豆文化を紹介してくれました。世界の豆料理にも挑戦しませんか。 (日本の伝統食を考える会事務局長 大坊孝子)
(新聞「農民」2016.8.29付)
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[2016年8月]
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