TPPを考えるサマーフェスタ危険を招くTPP
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参加者が楽しみながらTPPを知る機会になった出店スペース |
7月の参議院選挙で、農民連のみなさんは、それぞれの地域で活躍されました。東北5県で野党統一候補が勝利したのは、みなさんの力があったからこそと感謝しています。
私が思うに、東北地方は農業県であり、TPPをはじめ、農協改革、過疎化など問題が深刻です。これに対して、今の政治は何の責任も果たしていません。日本の農業をだめにする方向への強い怒りがこの結果につながったのだと思います。
さらに今回、統一候補という新しい枠組みができました。福島でも、(1)安保法制廃棄(2)集団的自衛権行使容認の閣議決定の撤回(3)福島の早期復興・再生、原発の全基廃炉(4)安倍政権の打倒――この4つの政策合意を結び、小異を捨てて大同につくという枠組みで選挙をたたかいました。
私は、2大政党を確立して、日本に健全な民主主義を確立したいと思っています。その基本は、「農立たずば、国立たず」といわれるように、農業・食料とエネルギーです。国際社会のなかで、食料とエネルギーが絶たれたら、日本はもちません。食料自給率を高めることが必要です。そして地域社会を破滅に導くTPPには明確に反対します。
原発事故でも、人権、賠償、子どもの健康、家族の問題など課題は山積しています。人権・環境・生業の回復がなければ福島には戻れません。
これから6年間、こうした諸問題に腰を据えて取り組んでいきます。今後とも農業者との連携を深めていきます。その先頭に立つのがみなさんです。農業、地域、そして日本を守るためにがんばりましょう。
[2016年8月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
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