「農民」記事データベース20160808-1225-06

本の紹介

「季刊地域」26号(農文協)
小農の使命――
むらに農家を増やすこと


いま注目される『小農』の役割
新規就農者・研修生への助言

画像  「攻めの農協」「規模拡大」が叫ばれる一方、「小農」という言葉が注目を集めています。

 「小農」というと、「金をかけず自給を基本にした家族農業」のイメージがありますが、そういう精神をベースにしながらも、現代の農村での形はさまざま。農家同士で助け合う集落営農や、作業受託し耕作放棄地を防ぐ担い手法人なども「小農の精神」を大切にしていました。

 そして、そういう「小農」たちが今一番やらなくてはいけないと思っていることが、むらの担い手を育てること。新規就農者へのアドバイスや研修生の受け入れノウハウもまとめています。

 第2特集「墓がつなぐ地元との関係」では、田舎の墓の守り方について。田舎では、墓じまいが増え、都会では墓ビジネスが多様化していますが、地元の住民組織や土建屋などが運営する「墓守り隊」も注目を浴びています。

 そのほか、熊本市出身のカメラマンによる「熊本震災ルポ」、草刈りを楽にする「多面的機能支払い」の使い方、「自家林家も小農だ」ととらえる奈良県吉野町の林家、「小水力発電でEV車」を充電する鹿児島県霧島市の集落など、話題満載の号です。

 問い合わせ・注文先 (一社)農山漁村文化協会 TEL 0120(582)346、FAX 0120(133)730、Eメール chiiki@mail.ruralnet.or.jp

(新聞「農民」2016.8.8付)
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2016年8月

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