「農民」記事データベース20160801-1224-02

東京都知事選

鳥越野党統一候補を推薦

東京農民連
要請書を手渡す

関連/築地市場の移転はダメ


 東京農民連は7月18日、都知事選挙(31日投票)に立候補した野党統一候補・鳥越俊太郎さん(ジャーナリスト)の選挙事務所(東京・青山)を訪れ、推薦状と、鳥越候補に託す要望書を手渡しました。

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推薦状を手渡す(右から)吉川、武山、武藤、小寺の各氏

 要望内容は、(1)TPP国会批准を許さない(2)都市農業振興計画の策定は都市農業が維持・発展する計画に(3)相続税などの負担を軽減する(4)農業の担い手確保と育成への支援を――などです。

 東京農民連の小寺理一会長は、「400年、14代続く専業農家です」と自己紹介したうえで、「都内の農家は、高い相続税と宅地並み課税で悲鳴をあげている。これでは後継者も育たない。東京で農業を続けられるよう、都市農業の振興のためにがんばってほしい。私たちも勝利目指して全力をあげます」と激励しました。

 応対した鳥越事務所の阿部和弘さん(民進党東京都総支部連合会参与)は、「要望は承りました」と答えました。

 東京農民連の小寺会長のほか、武藤昭夫事務局長、武山健二郎さん、本部の吉川利明事務局長が参加しました。


築地市場の移転はダメ

都知事選で豊洲移転を争点に
築地を愛する市民が宣伝

 東京都知事選挙まっただ中の7月20日、「11月に迫る築地市場の豊洲移転問題を都知事選挙の争点に」と、東京都庁前に有志が集まっての宣伝行動が行われました。主催は築地市場を愛する!市民連合です。のべ50人以上が参加し、それぞれの思いを訴えました。

 行動には元日本弁護士連合会会長の宇都宮健児さんも駆けつけました。「鳥越俊太郎さんが築地問題に言及したのは、みなさんのたたかいがあったから。ダメなものはダメと訴え続けよう」と発言。

 参加者からは、「豊洲に作られているのは魚河岸ではなく大企業の流通倉庫だ」「働く人たちの意見を聞かない建物は、結局使えない」「築地の人は移転したいとは思っていない。修理する方法はいくらでもある」などと訴え、「すべての都知事候補は築地問題から逃げるな」とアピールしました。

 宣伝は16日に築地・波除神社前でも行われ、選挙中も継続的に訴えることが提起されました。

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築地・波除神社前で行われた大宣伝=7月16日

(新聞「農民」2016.8.1付)
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2016年8月

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