参院選ふり返って
7月10日投開票の参議院選挙で、全国11の選挙区で野党統一候補が勝利しました。前号に続き、選挙戦を振り返って青森、山梨、沖縄からリポートします。
野党共闘の効果十分あった
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当選を喜ぶ田名部さん(こちら向き右から4人目) |
県内の農協は、「選挙は自主投票」。明言は避けながらも自民党への怒りが伝わってきました。勝って終わりではない。野党の共通政策実現を求めるたたかいを市民と野党とで進めていきましょう。
山梨県では農民連の仲間も参加する「戦争法を許さないオール北杜」、私の住む甲斐市では「戦争させない!甲斐市ネット」が結成されました。「TPP反対」「戦争法廃止2000万」署名とともに、「戦争させない! 9条を守れ! 野党は共闘!」で運動が始まり、無名の新人、宮沢ゆかさんが野党統一候補として擁立が決まり、戦争法・TPP・原発など幅広い政策合意も勝ち取られました。
懸命に訴える野党統一候補の宮沢さん |
参議院選挙では農繁期にも関わらず、山梨で初めてと思えるほど盛り上がり、北杜市の軽トラ宣伝カー4台の街宣、甲斐市のオレンジアクションのスタンディングなど毎日のように繰り広げられ、接戦といわれる中、自民・公明候補に2万票の差をつけ当選を勝ちとり、今まで農民連とつながりのなかった人たちとも連携しました。
勝利を喜ぶ伊波さん(右から3人目)、翁長知事(その左)ら |
名護市長選、知事選、衆院選、6月の県議選、今回の参院選で「オール沖縄」のたたかいは、県民の「新基基地建設ノー」の揺るがない民意を示しました。政府は島尻安伊子氏を沖縄・北方担当大臣に任命。振興策をちらつかせ、菅官房長官を筆頭に、多くの大臣を沖縄に投入しました。
伊波さんの議席は国政から翁長県政を支え、県民のくらし、経済を前進させ、沖縄の未来を明るいものにするでしょう。
しかしながら、安倍政権は担当大臣の敗北の翌日早朝、座りこみの住民を武力で排除し、東村高江のオスプレイの着陸帯の工事を強行しました。
また、裁判所と国地方係争処理委員会の「話し合い解決の指示」を無視して、再び知事を裁判に訴え、中断した辺野古工事再開を準備しています。
安倍政権は、抵抗する住民・県民を警察権力、裁判を使って、暴力で排除し弾圧しています。戦後71年間、「銃剣とブルドーザー」に対して「復帰闘争」など不屈にたたかかってきた県民は屈しません。たたかいは「海兵隊撤退」「全基地撤去」へと前進するでしょう。
主 催 農民連ふるさとネットワーク 東京会場 日 時 8月21日(日) 午後2時〜4時45分(交流会・無料) 5時15分〜7時(懇親会・近隣の別会場4000円予定) 会 場 文京区民センター 3―A会議室 (東京都文京区本郷四丁目15番14号) 申し込み・問い合わせ 農民連ふるさとネットワーク TEL 03(5966)2250、FAX 03(5966)2253 n−fnetw@nouminren.ne.jp
大阪会場 |
[2016年8月]
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