政治を変えねばなんねんだ
TPP推進の自民はダメだ
農村でも大きな変化…
農民連が全国各地で
農家との対話急速に
全国で32ある「一人区」すべてで野党統一候補が実現し、与野党激突の大接戦となっている参議院選挙。全国各地の農村でも農民連会員を中心に農家との対話活動が進められ、「TPP推進の自民党はもうだめだ」などの怒りの声が、農家からも噴出しています。
岩手県一関市では、訪問した農家から、「安倍政権の暴走を止めないと」、「今度は野党にいれてみっか」、「(政治が)キナ臭くなってきたなあ。変えねばなんねんだ」などの声が次々と返ってきています。
一戸地域では、原発事故の損害賠償で加入した農民連会員さんに、新聞「農民」号外を送って電話で対話したところ、「若いもんが集まると、選挙の話になる」と言い、岩手県でも野党統一候補の木戸口英司さんが立候補していることなどを話すと、「木戸口さんが野党共闘の候補者か。なるほど。わからなかった」と、話してくれました。
しかしなかには「じつは投票行くのやめようかと思っていた」という人も。訪問した役員が、「四郎君(故阿部四郎・元岩手県農民連会長)と一緒に雪の中をこいで歩いて、『民主連合政府をつくるべ』ってやってきたけど、今こうやって野党共闘も実現している。四郎君、なんぼ喜ぶか」と、切々と訴えると、「わかる、わかる。投票行くべ」と約束してくれた人もいました。
千葉県でも、農家との対話が進んでいます。自民党候補者のポスターが張ってある農家を訪問すると、「嫌々だが、しょうがなくポスターを張った。でもこんな農政では、自民党に票を入れてとは言えない」と言い、TPPや低米価などで大いに話が盛り上がり、「比例代表は仕方がないから自民に入れるけど、選挙区は野党候補に入れるよ」と明言。
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千葉県船橋市の農村でも対話に会員(左)が奮闘中です |
府の農政連が「自主投票」を決めた京都でも、農民連の粘り強い働きかけで、地域農協の組合長が野党候補への支持を表明するなど、各地の農村で「自民党農政ストップ」を求める大きな変化が起こっています。
(新聞「農民」2016.7.11付)
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