「農民」記事データベース20160711-1221-01

TPP批准阻止かかげる
野党統一候補を
山形県農民連が推薦

会員に勝利向け奮闘促す

関連/2016年農民連全国研究交流集会


「農民」号外を活用し
農家と対話一層進む

 参院選山形選挙区(定数1)は、野党統一候補の舟山やすえ候補と全農山形出身の自民党新人が争う激烈なたたかいになっています。

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第一声で訴える舟山候補

 山形県農民連は、舟山氏が現職議員のときに農業問題での要請活動の一環として訪問した際に、直接本人が対応し、また、TPP問題でも、「TPP断固反対」山形県連絡会議の活動をもとに取り組んできたなどを評価して、野党統一候補の舟山氏を推薦することを決めました。

 県農民連は、18日に南陽市民会館で開催された「平和講演会」の終了後、小林茂樹会長が、舟山候補に「推薦状」を手渡し、激励のあいさつを行いました。

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舟山氏に推薦状を手渡す小林会長(左)

 県農民連は舟山候補を推薦したことを新聞「農民」山形県版で全会員、産直センター関係者に伝え、各地での奮闘を呼びかけました。

 6月22日の公示日には、山形市内で第一声が行われ、県農民連からも今野誠一副会長をはじめとする役員、事務局員が参加しました。

 出陣式では、JA山形中央会の今田正夫元会長が、「自民はTPP反対と言っていたのに安倍政権は参加表明をした。舟山さんはTPP反対で一貫している」と応援したのをはじめ、鹿野道彦元農水相、学生、労働界など各界の代表らがあいさつし、舟山候補の決意表明も行われ、会場は熱気に包まれました。「安倍暴走政治を止めるため何としても舟山候補の勝利を」という共通の目標で集まった参加者の期待にあふれた出陣式でした。

 舟山候補はチラシで「国益を損ねる妥協を重ね、公約を破って大筋合意をしたTPPの国会批准を阻止」と主張。「農林漁業こそ国の根幹」として、「戸別所得補償制度(直接支払い)の復活」「『攻めの農業』から、『社会的共通資本』としての農業へ(世界で再評価されている家族農業、協同組合の役割の再評価)」などを訴えています。

 「自民 TPPで逆風」(毎日)という報道もあるなか、自民党候補は、「TPPで輸出の促進、農家所得の向上」と訴えることに終始しています。

 県農民連は、新聞「農民」号外も1万1000部取り寄せ、対話と配布に活用しています。

 庄内農民連が3農協を訪問

 庄内農民連は、管内の3つの農協を訪問して、号外を支店・支所で配布してもらうよう依頼。JA鶴岡の総代会では、会場の入り口で号外を400部配布しました。

 農家との対話では、TPP、米価などへの不安とともに、舟山候補への期待の声が寄せられています。

 鶴岡市議会では、山形食健連と農民連が共同提出した「TPP協定を国会で批准しないことを求める請願」が6月24日の産業建設常任委員会で、自民・公明によって否決され、怒りの声があがっています。

 県農民連は「参院選で、TPP反対を掲げている舟山候補を勝利させ、TPPにストップをかけましょう」と呼びかけています。


2016年農民連全国研究交流集会
 日 時 8月4日(木)午後1時半〜5日(金)正午
 会 場 福島県土湯温泉、山水荘(福島県福島市土湯温泉町字油畑55)
 参加費 
 (1)全日程参加(会議+懇親+宿泊+朝食) 1万5000円
 (2)会議+懇親会 1万円
 (3)会議のみ(資料+会場費) 3000円
 主な内容 
 (1)特別講演
  村田武氏(九州大学名誉教授)
 (2)常任委員会報告及び特別報告
 (3)分科会
  (1)国保、税金などの要求運動(2)生産と多様な流通、地域づくり
  (3)再生可能エネルギーを広げよう(4)生産と運動の担い手づくり
 (4)2日目終了後、オプションツアー
  (1)太陽光発電コース
  (2)被災地視察コース
 詳細・問い合わせは、農民連本部まで

(新聞「農民」2016.7.11付)
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2016年7月

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