若者憲法集会
若者の手で政治変えよう
―私たちの命と自由を守るために―
5月15日、全国各地から1100人の青年が東京に集結。「声をあげよう。私たちの命と自由のために 若者憲法集会」を開催しました。主催は農民連青年部も参加する同実行委員会です。
分科会
午前中は各会場に分かれての分科会を開催。農民連青年部は全国商工団体連合会青年部協議会(全青協)と共同で第3分科会「新自由主義でほんとにハッピー!? 小企業と農業者が地域を『おこす』!」を開催しました。全青協からは東京都東久留米市のリフォーム業、渡邊恵司さん(35)が、農民連青年部からは新潟県十日町市の相澤堅さん(35)が報告者として参加しました。
渡邊さんは「循環型地域経済」を目指すべきだと発言し、地域の民商で行っている「青年部夜のオリエンテーリング・飲み食べ歩きツアー」などの地域活性化に向けた取り組みを紹介しました。
相澤さんはTPPに対する地元の反応などを紹介しながら「自分だけが良ければいいという考え方では地域は守れない」と話し、十日町市の「大地の芸術祭」の取り組み例を報告しました。
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分科会で報告する相澤さん(右から2人目) |
会場からは経営の実情や活性化の取り組みへの自治体の助成など多様な質問が出され、盛り上がった分科会となりました。
全体会
午後からは全体会が行われました。シンポジウムではNPO「自立生活サポートセンターもやい」理事の稲葉剛さんと弁護士の矢崎暁子さんが若者の貧困などの問題や、立憲主義の回復について青年と意見を交換しました。
続けて北海道、栃木、香川、京都、沖縄の各道県から戦争法廃止や奨学金・ブラック企業の改善、辺野古新基地建設反対などの運動をしている青年が登壇。運動の交流を行いました。
最後に参加者は、「日本の未来は、若者の声と運動にかかっています。私たちの命と自由のために、いっしょに行動し、私たちの手で政治を変えましょう」と呼びかける集会アピールを満場一致で採択しました。
4000人でデモ行進
集会後は新宿に移動。新宿中央公園に集合して、「7月参院選 選挙に行こうよデモ」に取り組みました。デモにはSEALDs(シールズ)なども参加。4000人の青年が「選挙で変えよう」「戦争法は今すぐ廃止」と訴えながら新宿駅周辺をパレードしました。
(新聞「農民」2016.5.30付)
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