「農民」記事データベース20160530-1215-03

2000万人統一署名
4野党に提出

戦争法廃止願う1200万人分の思い


市民運動の広がりに
応え参院選必ず勝利

 「戦争法の廃止を求める2000万人統一署名」の提出集会が5月19日、国会内で行われ、「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」ほか、共同呼びかけ29団体の代表者らが参加しました。

 政党からは、民進党の岡田克也代表、日本共産党の志位和夫委員長、社民党の吉田忠智党首、「生活の党と山本太郎となかまたち」の玉城デニー衆院議員をはじめ、野党4党の衆参両議員が参加し、署名を受け取りました。

 「5・3憲法集会」までに全国から集められた署名は、1200万人分を突破。呼びかけ団体を代表してあいさつした「戦争させない1000人委員会」の福山信劫さんは、「安倍政権の暴走を止め、戦争法を葬るために、平和と立憲政治を願うすべての運動団体が、従来の立場を超えて共同し、ここまで運動が高まってきた。1200万人分の願いがこの署名には込められている。来る国政選挙で野党が共闘し、平和を願う人々が本気でたたかえば、安倍政権を打倒できる情勢になってきた。明日を決めるのは私たちだ。がんばろう」と呼びかけました。

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ズラリと並んで、手をつないで応える野党4党の国会議員たち

 署名を受け取った岡田代表は、集会に先立って行われた野党4党党首会談の結果を報告し、「皆さんの力を糧にして、選挙では32ある1人区すべてで野党統一候補で協力し、しっかりと結果を残せるよう、がんばりたい。今度の選挙は、安全保障問題しかり、憲法改正しかり、国の有り様が変わりかねないということを、有権者に訴えたい」と述べました。

 志位委員長は、「強行された法案を廃止する、市民の運動がここまで広がったのは、戦後初めてではないか。選挙では市民と野党4党、心一つにしてがんばりぬこう」と呼びかけました。

 同実行委員会は6月末日まで署名の取り組みの強化を継続することを呼びかけるとともに、「『2000万人署名』を達成し、戦争法廃止・立憲主義回復を7月選挙の争点に」とのアピールを満場の拍手で確認し、選挙勝利を誓い合いました。

(新聞「農民」2016.5.30付)
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2016年5月

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