優れた技能で
市民生活向上に貢献
「枚方市技能勤労者表彰」に選ばれた
「丸天米穀酒販」の山中茂晃さん(大阪・枚方市)
生産者と直接つながり
自信もって米を販売
農業を守る行動も評価
農民連の準産直米を「百姓の技」として共通の米袋で販売している関西の米屋さんグループ「あすなろの会」に参加している大阪府枚方市の「丸天米穀酒販」の山中茂晃さん。
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山中さん(中央)と伏見隆・枚方市長(左)、副市長(右) |
昨年11月、長年一つの仕事を続け、優れた技能で市民生活に貢献したベテラン技能者を表彰する「枚方市技能勤労者表彰」に選ばれました。
同市内で技能勤労者として同一職種に15年以上従事し、優れた技能を持ち、後進の指導育成にも寄与し、他の規範となっているなどの推薦基準により選考されます。
推薦書には「お米マイスター」としての技能の優秀性や後進の育成、技術指導などへの評価とともに、食育の推進や農業問題の啓蒙などの活動などが記載されています。
さらに山中さんは「申請にあたっては農民連さんのお米の販売や新聞『農民』の記事も資料として出しました、農民連の農家のみなさんと直接つながり、自信を持って消費者に販売しながら、農業を守る行動も評価されたと思います」と語ります。
丸天米穀酒販は京阪電車「牧野」駅前にあり、奥さんと社員1人、アルバイト1人で、お米とお酒を扱っています。
店舗は土蔵を模した店構えで、店内が表通りから見通せる作りになっており、商品の陳列も整然として、見た目にも美しく、清潔感あふれるお店です。また、精米設備や倉庫までお客さんから「丸見え」で、毎日の清掃が行き届き、見せることを意識しているからこそできる、山中さん自慢の店内です。
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清掃が行き届いた店内の精米設備 |
農民連ふるさとネットワーク主催の「米屋さんと生産者をつなぐ交流会」(大阪会場)にも毎年欠かさず参加している山中さんは「交流会は毎年楽しみにしていますが、もっと産地の農民連の生産者との交流が必要でないかと思っています。そして、農民連は私たち米屋にとって、なくてはならない存在です」とエールを送ってくれました。
(農民連ふるさとネットワーク 湯川喜朗)
(新聞「農民」2016.5.23付)
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