参院選でTPP推進派に審判を
国会批准させない!抗議行動
TPP批准阻止アクション実行委員会は5月11日、「TPP協定を批准させない!」院内集会と国会議員会館前抗議行動に取り組みました。
衆院第2議員会館前には、過去最高の200人が集いました。
TPP交渉差止・違憲訴訟の会の山田正彦・元農水相は、「国会審議がストップしているのをいいことに、マスコミはTPPのことを報道しないが、国民にとって大問題なのは明らか。参院選で大いに争点にしよう」とあいさつしました。
「食政策センタービジョン21」の安田節子さんは、TPPによる輸入食品の激増で、遺伝子組み換え、農薬まみれの農産物が食の安全を脅かすことを告発。全国保険医団体連合会の阿部綾子事務局次長は、TPPで国民皆保険制度が崩壊させられる危険性を述べました。
農民連の吉川利明事務局長もマイクを握り、「今国会でのTPP批准断念は、野党の共闘とTPPに反対する市民の共同の取り組みの成果」であることを強調し、「とりわけ昨年10月の大筋合意以降、JA全中が批准阻止の旗を下げ、事後対策に傾く中でも、粘り強く働き続ける中で、農協の姿勢を反対の立場に変えてきた」「参院選では、1人区の多い農村でTPP推進派に審判を下し、TPPを粉砕しよう」と呼びかけました。
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マイクを握って訴える吉川事務局長 |
民進党の小宮山泰子衆院議員、日本共産党の紙智子参院議員、畠山和也衆院議員が国会情勢報告と激励のあいさつを行いました。
院内集会では、各国会議員から、「国会審議は先送りになったが、自民党はまだあきらめていない。参院選で、TPPノーの意思を示そう」との訴えがありました。
(新聞「農民」2016.5.23付)
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