TPP
推進派あきらめてない
アクション 引き続き中央で地方で声を
「TPP批准阻止アクション実行委員会」は4月20日、毎週水曜日に行う国会前行動に取り組み、150人が集いました。
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「TPP批准を阻止しよう」と確認した国会前行動=4月22日 |
アジア太平洋資料センター(PARC)の内田聖子事務局長が開会あいさつを行い、「TPP承認案の今国会での承認を見送る公算が大きいが、与党はあきらめていない。引き続き、運動を強めよう」と訴えました。
農民連の吉川利明事務局長もマイクを握り、「国会での論戦でも、国会決議違反は明らか。交渉内容も黒塗りで明らかにしようとはしない。承認案は廃案にすべきだ」と述べました。
岩手県農民連の岡田現三事務局長は「地方の農協組合長も怒っている。TPP反対のネットワークも広がっている。地域から世論を広げていきたい」と訴えました。
TPP交渉差止・違憲訴訟の会の山田正彦・元農水相は、「全国会議員を回ってきた。みなさんの声が政府を動かし、議員を動かす」と激励しました。
最後に、全国食健連の坂口正明事務局長が「推進派はあきらめたわけではない。これからの運動が大事。引き続き、中央でも地方でも声をあげていこう」と呼びかけました。
国会前集会に先立ち、院内報告会が行われ、日本共産党の畠山和也、斉藤和子両衆院議員、民進党の篠原孝衆院議員、社民党の福島瑞穂参院議員が国会情勢を報告。参加者の質問に答えながら、意見交換をしました。
(新聞「農民」2016.5.2付)
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