「農民」記事データベース20160502-1212-03

安倍政権いますぐ退陣を

19日行動7500人
市民の力で参院選勝利

関連/安倍政権打倒しTPP廃案に


総がかり行動

 「戦争させない・9条こわすな!総がかり行動実行委員会」が毎月恒例で行っている国会議員会館前での「19日行動」が、4月19日の夜にも開催され、7500人の市民が集まりました。

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国会図書館の前も多くの参加者でいっぱいに

 集会では、民進党の江田憲司代表代行をはじめ野党4党の代表者があいさつ。日本共産党の小池晃書記局長は、「自民党は野党共闘を“野合”だと言うが、戦争法を廃止して立憲主義を取り戻す、これ以上の理念があるだろうか。だいたい市民が求めている共闘が“野合”であるはずがないではないか。安倍政権打倒の野党合意は、いまさまざまな経済課題にも広がっている。今日は長時間労働規制法案を共同提出した。みなさんがつくり出したこのたたかいが、日本を確実に前に進めつつある。さらに進んでいきましょう」と、呼びかけました。

 衆院北海道5区補選(4月24日投票)のたたかいについて、前札幌市長の上田文雄さんもマイクを握り、「安保法制の廃止と立憲主義をなんとしても取り戻す政治家を国会に送りたい、その思いで野党4党が統一して池田まき候補を擁立できた。これは市民の力です。この共同を確かなものにして、市民の力が北の地から全国に波及できるよう、がんばり抜きたい」と決意を述べ、割れんばかりの大きな拍手がわきました。

 参加者は、「安倍政権はいますぐ退陣!」「参院選はみんなで勝利」「北海道でも必ず勝つぞ」と、元気にコールしました。


安倍政権打倒しTPP廃案に

3団体 たたかいは終わっていない

 国民大運動実行委員会など3団体主催による国会前定例行動が4月20日に開かれ、約400人が集結しました。全国食健連と中央社保協のTPP批准阻止を求める座り込み行動の参加者も合流しました。

 主催者を代表して、農民連の吉川利明事務局長があいさつ。「TPP法案は継続審議になったと言われているが、まだたたかいは終わっていない。安倍政権は前回の総選挙では『TPP断固反対』というポスターを掲げて政権の座に就いたというのに、いまでは『TPP反対といったことはない』と国会答弁している。こんな国民をバカにした話が許されていいのか。いま全国で進んでいる野党共闘の広がりは、政治に失望していた有権者にも大きな希望をもたらすだろう。力を合わせて安倍政権を倒し、TPPも廃案に追い込んでいこう」と訴えました。

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主催者を代表してあいさつする吉川事務局長(左端)

 日本共産党の畠山和也衆院議員が国会報告し、TPP特別委員会での審議の様子を克明に紹介。「九州の大震災に政府一丸となって対処すべきときに“安倍首相の強い意向で”強引にTPP特別委員会の開催が強行された。これまでの短い審議時間でも、黒塗りの資料や、重要5品目でも“無傷”の品目はゼロだったことなど、次々と問題が明るみにされ、『重要5品目は守る』とした国会決議も守られていないことが明確になった」と話し、「最後までみなさんとたたかいぬく」と決意を述べました。

(新聞「農民」2016.5.2付)
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2016年5月

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