「農民」記事データベース20160425-1211-08

第7回菜の花まつり

神奈川・愛川


春をいっぱい味わって
農と食の安全考えて!

 神奈川県愛川町で第7回菜の花まつりが4月9日に開かれ、家族連れなど約1100人が訪れました。この祭りは、1200坪の休耕地を利用し、無農薬でナタネを育て始めたのをきっかけに菜の花を楽しんでもらいたいとの思いから始まりました。

 主催者である実行委員会の代表、松下憲司さん(海老名畜産代表取締役、安全な食を考える会代表)は、「お祭りに参加することで、自然にふれながら、食の安全や農業の問題を考えてほしい」と開催の目的を語ります。

 菜の花摘み体験も

 会場には、飲食や雑貨などのこだわりの店が並び、参加者ののどの渇きを癒し、空腹を満たしていました。

 ステージでは、和太鼓や吹奏楽、バンドによる演奏も披露され、食と音楽のひとときを楽しみました。菜の花畑では、菜の花摘み体験も実施されました。

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見て、食べて、飲んで楽しんだ菜の花まつり

 愛川町も、駐車場と会場との送迎バスを提供するなど協力。当日は、小野澤豊町長も訪れ、「菜の花を楽しみ、春をいっぱい吸い込んで、心と体を癒してください」とあいさつしました。

 伊勢原市から来た吉川佳奈さん(39)は家族3人で参加。「ナタネの種まきから参加していますが、満開の菜の花畑でこうしたイベントに参加するのがあこがれでした。食の安全についてもっと啓蒙してほしいですね」と感想を寄せていました。

 協賛団体の一つで、自然素材の家づくりにこだわるトレカーサ工事社長の高橋哲雄さんは、「食の安全に関心をもってもらおうというイベントですが、参加したみなさんが同じ価値観を共有できたのではないでしょうか」と振り返っていました。

(新聞「農民」2016.4.25付)
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2016年4月

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