各地の女性部から
福島 南会津で泊まりがけ総会
食べて、話して、学んで大満足
遠かったけど来てよかった
第22回福島県農民連女性部協議会総会が4月2、3の両日、開かれました。
会場は、新聞「農民」の新年号で紹介された、南会津町舘岩地区のはつ恋漬けのメンバーでもある星里子さんが経営する湯の花温泉の民宿「かじや」です。福島市から3時間もかかる場所ですが、昨年農民連の仲間に加わった南会津の女性たちとどうしても交流したいとの思いで、南会津町で開くことになりました。
当日は、南相馬市からも6時間かけて4人が参加したほか、総勢25人の参加になりました。みんな「遠かったけれど来てよかった」。ふきのとうの天ぷら、そば豆腐、そばはっとう、イワナの刺し身、手打ちそばなど、地域の食材を使った料理に大満足。参加者一人一人が自己紹介をしながらの交流会は大いに盛り上がりました。
2日目は総会。TPPや、女性差別撤廃委員会報告、遺伝子組み換え食品などの学習会を行いました。また、南相馬から参加した4人の方の現状や思いを参加者みんなで共有し、秋には被災地視察も兼ねて、浜通り地方での交流会を計画することになりました。
(福島県農民連女性部 佐々木賀代子)
静岡 おっぱいアイス 中安牧場で交流会
大病した仲間の回復に笑顔
すごーく楽しかったよー!
静岡県農民連の女性部で3月25日、浜松市北区の中安千秋さんの牧場を訪ね、交流しました。
中安さんは、農民連ふるさとネットのカタログにも載っている、手づくりアイスとプリンの工房「おっぱいアイス」でもおなじみの酪農家。千秋さん自身が体調を壊して入院している間に、夫と義理のお母さんを亡くされたりして、みんなで心配していましたが、今回、元気な姿を見ることができ、とてもうれしい訪問となりました。
中安さんの牧場は、民家と田畑が入り混じる集落の道路沿いにありました。とても静かで、においもほとんどなく、清潔そのもの。手入れの行き届いた牛舎でした。その横には鶏舎があり、平飼いで育てていました。私たちは牛やニワトリを飼うたいへんさをいろいろと聞き、びっくりしたり、腹を立てたり。初めて聞く話もありました。
帰りにはアイスとプリンを買い、ソフトクリームをなめ、大満足。「地元に帰って“すごーく楽しかったよー!”と話して、部員を増やそうね」と語り合い、帰途につきました。
(静岡県農民連女性部 矢入博美)
埼玉 料理持ち寄り第28回総会
農薬、化学肥料使わない
黒大豆のつくり方を学ぶ
桜が満開となった4月1日、埼玉県農民連女性部第28回総会を開催しました。
はじめに、県農民連事務局長の関根耕太郎さんを講師に、「TPPの現状 私たちの生活はどうなる」と題し、学習しました。TPPは食料自給率をますます低下させること、それだけでなく、薬の価格が高騰したり、金融や保険の分野でも外国企業との競争を強いられるようになるなど、影響は多方面に及ぶことがわかりました。
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総会ではTPPの学習も |
昼食は、持ち寄り料理がズラリと並びました。カブのバターステーキ、きのこおこわ、在来種の菜の花のおひたし、黒豆の煮豆、お麩(ふ)とタケノコの煮物、産直ギョーザスープ、漬け物など、盛りだくさんの料理にみんなで舌鼓を打ちながら、楽しく交流しました。
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昼食には持ち寄り料理がズラリ |
午後は、農民連春日部支部の黒豆生産者の藤枝栄子さんに、化学肥料や農薬を使わない黒大豆栽培を学びました。全員に黒大豆の種20粒が配られ、収穫時には5000円相当の大豆になると聞いて、参加者は「これは植えなくっちゃ」「栽培したことないけど、できるかな」と、栽培方法を何度も確認しながら、熱心に聞いていました。
初参加の女性2人が、ともに学び、運動している農民連女性部に共感し、入会してくれることになりました。
(埼玉県農民連女性部 田村幸子)
(新聞「農民」2016.4.25付)
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