「農民」記事データベース20160425-1211-05

農のこころ

丸山美沙夫


 北信濃命を繋ぐ青菜立つ

         小林 茂敏

 俳誌『白炎』から。北信濃は長野県北部地方の雪が多い地方であるが雪が消える頃、気温が急に上り、越冬した菜種類の青菜が茎立ちをする。これを茎立(くくだち)と言い春の季語となっている。摘んで湯掻いて食べるのもおいしい。茎もどんどん伸びて、四月下旬頃から菜の花が咲き揃う。まさに命をつなぐ美しさである。

(新聞「農民」2016.4.25付)
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2016年4月

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