旬の味
短大の新学期も始まりました。学生たちの嗜好(しこう)・生活調査を続けています。若者には「焼き肉ガッツリ」のコマーシャルが目立ちますが、近年は「和食好き」が増え続け、男子に顕著です。学生食堂の献立に野菜系の小鉢を増やしてきましたが、今年は献立改善について教職員会議に提案しました▼「子どもは食べたように育ち、人は食べたように病む」が20年余の学生たちの健康調査から明らかになっています。食生活の崩れが体と心の崩れに直結します。「食べる、出す、寝る」の管理が健康の決め手。それは昔の人が「健康によいと言ってきた食べ物、食べ方、生活の仕方」に行き着きます▼第3次食育推進基本計画が2015年12月に出されました。自治体での具体化として、高知市の小学校での「学校モーニング」、大阪府堺市での「子ども食堂」に補助金などが報じられています。子どもたちの健康な育ちが経済格差の荒波に飲み込まれないために、“農業と健康”の一点で、輪を広げていきましょう。 (風)
(新聞「農民」2016.4.18付)
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[2016年4月]
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