運動大きく広げ批准阻止へ審議入り翌日 国会前行動
野党共闘で自民党追いつめようTPP批准案と関連法案が審議入りした翌日の4月6日、国民大運動実行委員会と中央社会保障推進協議会、安保破棄中央実行委員会による国会前行動が行われ、300人が参加しました。日本共産党の斉藤和子衆院議員が国会報告。政府より提出された黒塗りのTPP閣僚協議文書を掲げながら、「国民にひた隠しのまま進めることは絶対に許されない。国会で引き続き追及し、批准阻止に全力を尽くす」と話しました。
この集会にはTPP批准反対など3万7329人分の署名が集まり、農民連国際部の岡崎衆史副部長が代表して、斉藤議員に渡しました。 また、農民連青年部の渡辺信嗣事務局長が決意表明。「明治大学の作山巧准教授のようなTPP交渉に携わっていた人も国会決議違反と言っている。運動を大きく広げ、何としても批准を阻止しよう」と呼びかけました。
国会審議入りに激しく抗議STOP TPP!官邸前アクション連続的な国会周辺行動を提起STOP TPP!官邸前アクションが4月5日に行われました。直前に国会議員会館前で行われていたTPPへの抗議行動の参加者も合流し、大勢の人が行動に集結。各界からも多くの怒りの声や決意表明が相次ぎました。ママデモのメンバーは「世界はTPPを必要としません」と書かれた大きな横断幕を持って参加。
農民連の齋藤敏之常任委員も「今、日本の食料自給率は40%を切り、世界でも下から数えた方が早いのに、なぜTPPで国内の食料生産を明け渡さないといけないのか」と訴えました。 日本医療労働組合連合会副委員長の鎌倉幸孝さんは患者申し入れ療養制度が混合診療導入の突破口となる危険性を述べたうえで「日本の医療を、営利企業のもうけの食い物にしてはいけない」と話しました。 また元農水相の山田正彦弁護士からは毎週水曜日に国会報告集会と国会前集会を行う行動提起がありました。 日本共産党の紙智子、田村智子両参院議員があいさつ。最後にはTPP特別委員の畠山和也衆院議員も駆けつけました。
(新聞「農民」2016.4.18付)
|
[2016年4月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224
Copyright(c)1998-2016, 農民運動全国連合会