生き物の多様性を生かした
循環型有機農業で
安全でおいしい米づくりを
民間稲作研究所 稲葉理事長招き
石川県農民連が研修会
農薬汚染も遺伝子汚染もなくそう
食の安全奪うTPPストップを
石川県農民連は、「安全でおいしい米づくりをどう取り組んだらいいのかもっと知りたい」という会員の要望を受けて、3月10日、辰口町で民間稲作研究所の稲葉光國理事長を招いて米づくり研修会を行い、35人が参加しました。
稲葉理事長は、「農薬と化学肥料を使う農業は、環境をどんどん壊してきた。トンボや虫、魚がいなくなった田んぼを取り返さなければならない」と述べました。
また、「TPPが進められることになれば遺伝子組み換えや食品添加物の表示がなくなることになり、さらに食の安全が奪われてしまう。ISD(投資家対国家紛争)条項では、多国籍企業により国民の主権まで奪われてしまうことになる。TPPはストップしなければならない」と強調しました。
さらに、安全でおいしい米づくりのためには、「循環型有機農業に取り組んでいくこと」だと語り、「それぞれの地域や個人の実情にあわせて取り組んでいくことが大事だ」と呼びかけました。
最後に、参加者は、この研修会で学んだことを基に、会員相互の栽培交流を行い、米や野菜づくりに取り組んでいこうと確認し合いました。
(「農民」石川県版から)
(新聞「農民」2016.4.11付)
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