直売所
鹿児島・枕崎市
「薩摩路」を訪ねました
わいわい楽農倶楽部(山口県農民連)
山口県農民連「わいわい楽農倶楽部(くらぶ)」の研修旅行で、3月17〜19日、鹿児島枕崎市の農民連の直売所「薩摩路」を訪ねました。
わが岩国市は、どこを見ても田んぼという稲作中心の農業ですが、枕崎市は火山灰土でどこを見ても田んぼは見当たりません。この時期は、そら豆、お茶の収穫と、さつまいもの植え付けが始まる準備だそうです。しかし今年は雪害でそら豆やお茶がやられて壊滅状態だそうです。
切り花そろえた店
直売所は約40平方メートルの小さなお店でしたが、売り上げは1000万円を超えるとか。中心は切り花で、この地方は先祖を大事にし、必ず1日1度はお参りするため花が必要で、切り花を豊富にそろえたこの直売所は、この地域にはなくてはならないとのことでした。「野菜を並べても周りはほとんど農家なのであまり売れない。休憩時間におやつや総菜を買いに来る農家の方が多い」そうです。
おいしく食べ楽しく交流
当たり前のことですが、その地域のニーズにこたえられる店にしないと売り上げが伸びないことが改めてわかりました。
「薩摩路」のみなさんは喜んで受け入れてくれて、おいしいお菓子や食べものを出してくれ、楽しく交流しました。
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直売所「薩摩路」で交流しました |
(山口県農民連 世良輝久)
(新聞「農民」2016.4.4付)
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