農のこころ丸山美沙夫
果樹剪定の音の忙しきまま暮るる 北原 果媛 俳誌『みすゞ』から。林檎や梨、葡萄など果樹栽培の生育や結実を良くするため、芽が出る前に剪定をする。いまその忙しい作業が続いている。それぞれの果樹によって剪定の仕方も違うが、樹木の特徴を心得ているのだろう。てきぱきした鋏の音が夕暮の中に響くのが伝わってくる。一枝一樹と向き合う作業の技である。
(新聞「農民」2016.2.29付)
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[2016年2月]
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