食健連が新春宣伝
TPP「大筋合意」撤回の声さらに
食の安全が心配
“農業ダメになる”と署名
関連/暮らしこわすTPPストップ
国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会(全国食健連)は1月8日、恒例の新春宣伝を行いました。農民連や労働組合など5団体の代表が訴えました。
農民連からは吉川利明事務局長が発言。「TPPはもう決まったものだと言われているがそうではない。まだまだ成立自体、不透明な状況だ。一緒に反対の声をあげていきましょう」と訴えました。
通行人に静岡のみかんを配りながら宣伝を行いました。買い物客などから「食の安全が心配」などの反響があり、TPP「大筋合意」の撤回を求める署名が1時間で100人分集まりました。
署名に協力した東京都世田谷区の広瀬まなみさんは「輸入で一時的に食品が安くなっても国内農業がダメになるという話を聞いて、長い目で見たらプラスにはならないと思い署名しました」と話していました。
茨城農民連が駅頭宣伝
新聞「農民」号外とビラ配布
茨城農民連は1月7日、「ストップTPP水戸駅宣伝・署名行動」を行い、11人が参加しました。リレートークをしながら、新聞「農民」号外と「ストップTPP茨城大集会」のチラシを配布しました。
集まった署名は29人。「大筋合意」前の半数ほどです。「TPPは決着済み」「安いものが輸入されて消費者にメリットがある」という政府やマスコミの宣伝が効いているのでしょうか。
一方で、若い人たちが積極的に署名してくれ、フリーターの方が「戦争法とか安倍政権はおかしい。低賃金とか政治の責任だと思う。勉強したい」と言うので、「若い人たちで戦争法に反対する“そうだ@いばらき”というグループがあるよ。成人式宣伝やるし」と話したところ、「参加したい」と言うので、連絡先を交換しました。
(茨城農民連ニュース60号から)
(新聞「農民」2016.1.25付)
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