「農民」記事データベース20160118-1197-10

旬の味


 新年おめでとうございます。例年になく穏やかで温かな元旦を迎えました。今年は政治や農政を転換させるような運動が求められています▼戦後70年という節目の昨年は、戦争法成立や辺野古新基地建設に向けた海底調査などが強行されました。安倍内閣による強権・民主主義を崩壊させる政治は許せません▼日本農業を破壊するTPPで政府は「大筋合意」の先導的役割を果たしました。国民をだまし、日本農業を売り渡す安倍内閣を絶対に許すわけにはいきません。批准阻止のため今年は正念場であり、多くの国民とともに運動を進めます▼原発事故から4年10カ月が経過しましたが、福島県産農産物は他県に比べ、価格は低迷し風評被害は今も続いています。さらに東京電力は12月で損害賠償を打ち切るとしています。相次ぐ汚染水処理トラブルや高い線量のままの農地などの不安も解決されていません。この苦悩を繰り返さないためにも原発再稼働を許さず即時ゼロをめざしてたたかいを前進させましょう。

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(新聞「農民」2016.1.18付)
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2016年1月

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