「農民」記事データベース20160118-1197-07

農民連青年部

TPP「大筋合意」撤回を

新規就農への支援充実

関連/農民連青年部第24回総会


国会議員16人に要請

 2015年12月21日、農民連青年部は衆参両院の理事を中心に、国会議員16人に対して要請行動を行いました。

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紙議員(中央)と懇談する植田部長(右)と平間副部長(左)

 要請文では10月のTPP「大筋合意」をうけ、「このままでは、若い農家が希望を持って営農することなど到底不可能だ」との思いから、「大筋合意」の撤回を求めています。

 また、地域での新規就農者の声などから、住宅や農機具取得の補助などの、新規就農への支援の充実を訴えました。

 京都・和束町の植田修部長と宮城・蔵王町の平間徹也副部長、渡辺信嗣事務局長が参加し、各議員に対し、若い農家や就農希望者の切実な願いを伝えました。

 参議院の紙智子(日本共産党)事務所では、紙議員自らが対応し、20分ほど意見を交換しました。植田部長は自ら研修生を迎え入れている経験から、研修を受け入れる農家への支援や、就農後の支援の拡充、特に経済面の支援の充実を訴えました。また平間副部長は、農業が工業などと同様に扱われようとしていることに、強い危機感を持っていることを話しました。

 紙議員は最後までTPP反対のたたかいを続けることを表明するとともに、過去の運動で青年就農給付金が作られたことなどを紹介しながら「みなさんの声が何よりも国会論戦の力になります。これからも声をあげ続けてください」と激励しました。

 他の議員事務所では不在等で秘書対応となりました。与党議員の事務所では「もう決まったことなので反対できない」という反応が多く返ってきました。

 終了後の反省会では、「要請のやり方がわかったので、国会議員の地元事務所に行くなど、やり方を工夫して定期的に要請行動をやっていこう」「農水省交渉もやろう」という提起も出されるなど、大きな収穫のあった要請行動となりました。


農民連青年部第24回総会
◇2月6日(土)午後1時〜7日(日)正午
◇昭和の森フォレストビレッジ
    (千葉県千葉市緑区小食土町955)
     JR外房線土気駅より送迎を予定
◇特別報告 講師=内田聖子さん(アジア太平洋資料センター事務局長)
      TPP大筋合意の実態についての報告
◇参加費 1万円(部分参加あり)
◇問い合わせ・申し込み=農民連青年部

(新聞「農民」2016.1.18付)
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2016年1月

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