農のこころ丸山美沙夫
玄関の名告(の)らぬ大根(こ)ついに食う 黒谷博楽子 俳誌『俳句人』から。誰が呉れたのだろう。名のりをあげてもらわないと食べるわけにはいかない。農家の人たちは、隣近所や知人で野菜を作っていない人たちにあげたりする。相手は誰れか、大方わかっているのだ。その信頼関係が面白く、また温かく伝わってくるのである。今夜は心も体もあったかい大根焚がいいね。
(新聞「農民」2015.12.21付)
|
[2015年12月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224
Copyright(c)1998-2015, 農民運動全国連合会