気候守ろう 未来守ろう
気候変動対策の強化を
京都でアースパレード1000人
関連/風邪をひかず元気にネ。
COP21に先立ち175ヵ国68万人行動
「気候を守ろう!未来を守ろう!」――フランス・パリでのCOP21(国連気候変動枠組み条約締約国会議)の開幕に先立って、11月29日、世界175カ国で約2300件のデモが行われ、68万人もの人々が気候変動対策の強化を求めて「グローバル気候マーチ」を繰り広げました。
その一環として、日本でも29日に東京で、30日には京都・円山公園で、「気候を守る、パリへの行進 アースパレード2015」が行われ、東京では1000人を超える人々が行進しました。
日比谷野外音楽堂での出発集会では、バンド「ジンタらムータ」や佐藤タイジさんらのライブ演奏のほか、白い布を参加者全員で会場いっぱいに広げて「2℃」の文字を描くフォトアクションが行われました。
「2℃」とは、異常気象の頻発や、干ばつや豪雨、食料危機など、取り返しのつかない気候変動の危機を回避するために、地球全体の気温上昇を「2度未満」に抑えようという目標です。COP21ではこの「2度未満」の目標を達成するために、いかに温室効果ガスを削減させる世界のルールをつくるかが、焦点になっています。
南太平洋の島国ツバル出身のシンキャン・タレシさんは、海面上昇で水没の危機にひんしているふるさとの変化を語り、「地球温暖化の最初の被害者は私の母国かもしれないが、次はあなた方だ。ともに美しい地球を守っていきましょう」と呼びかけました。
買い物客でにぎわう銀座へのパレードでは、おもいおもいのふん装やプラカードでアピールしながら、「気候を守ろう!いのちを守ろう!」「石炭やめよう!再エネ増やそう!」とコールし、行進しました。
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愛知・津島市 桜井 久美子 |
(新聞「農民」2015.12.14付)
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