「農民」記事データベース20151214-1194-11

岩手生産者が交流・販売
プレゼン マルシェ

信頼関係つくって産直の礎に

ニューファーマーズワークショップin埼玉


 産直センターなどの若手生産者で作る、New Farmer’s workshop(ニューファーマーズワークショップ)実行委員会は11月21、22の両日、New Farmer’s workshop in埼玉を開催し、全国各地から参加者が集いました。

 若手生産者の交流と学習を目的として行われてきましたが、今回はコープネット事業連合が後援となり、第1部では、各産地のプレゼンテーションを行い、第2部は直売交流会を開催しました。

プレゼン

 New Farmer’s workshop会長の高橋芳文さん(千葉県多古町旬の味産直センター)は開会あいさつで、「将来の産直にとって重要な取り組みになる」と述べたうえで、「消費者や生協の職員と話をして思いを語ってください。必ず信頼関係ができ、将来の産直の大きな礎になります」と呼びかけました。

 第一部では12の産地、地域から発表がありました。和歌山県の紀ノ川農協青年部は、生産者の減少で獣害が増えている現状を紹介。茨城ふるさと産直ネットワークに所属する4産地が発表し、水菜の移植栽培への挑戦や、仕入れ価格をもう10円上げてほしいという要望も飛び出しました。

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産直センターや生協関係者らが大勢かけつけました

 九州からは佐々木裕記さん(福岡県うきは市)が駆けつけ発表。奈良産直センターは、なんと「ありがとう!ソング」に合わせて水井康介事務局長が踊りながらのプレゼン。会場は驚きの声と笑いの渦に包まれました。千葉県船橋農産物供給センターは在来種の青トロなすを紹介、房総食料センターは、青年部で作ったプロモーションビデオを流すなど特色あふれる産地紹介を行いました。

マルシェ

「野菜と果物の人と出会いの広場」
買い物客で大にぎわい

 22日はさいたま市にあるコープネット事業連合本部の駐車場でNew Farmer’sマルシェ「野菜と果物の人と出会いの広場」を開催しました。各産地のブースのほか中央にはトラクターを展示。また、スタンプラリーや、一日に必要な350グラムの野菜の量を当てる計量クイズコーナーもあり、多くの買い物客でにぎわいました。前日にプレゼンできなかった産地の商品も並び、北は北海道、南は九州の産物が並びました。 

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親子連れも多く来場し大盛況

 計量クイズで見事正解した女性は「財布を取りに戻って駆けつけました。とっても素敵な企画です」と満足そうです。

 各ブースではコープの職員も一緒に売り子に立ちました。コープみらいの高見澤美咲さんは、「生産者と試食を一緒に作りながら、裏話など聞かせていただき勉強になりました」と刺激を受けていました。

 大盛況の会場に主催者の高橋会長は「ひとまずは大成功だと思います。コープネットのバックアップに感謝したいです」と話していました。

(新聞「農民」2015.12.14付)
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2015年12月

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