沖縄連帯ツアー 奈良・北和センター沖縄県民のたたかいはすごい!“島ぐるみ”につい涙出た
奈良県農民連の北和センターは、10周年記念行事の一環として沖縄への研修旅行を企画。20人の参加者が11月25から27日の3日間、沖縄の農業を視察し、辺野古の新基地建設反対の座り込みが続くアメリカ軍キャンプ・シュワブのゲート前テントを訪ね、激励・交流しました。
辺野古基地反対座り込み激励
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座り込みが続くキャンプ・シュワブのゲート前テントで、“島袋おばあ”こと島袋文子さん(中央)と |
10時ごろキャンプ・シュワブ前のテントに到着すると、みるみる間に人が増えてきました。すると突然、工事車両の搬入阻止のため、出入り口前で抗議集会が始まり、私たちも雇われ警備員と対峙(たいじ)することに。つづいて海兵隊兵舎前でも集会。敷地内から発せられる沖縄警察署の「速やかに移動せよ」の警告にもたじろぐことなく、みんなで手をつなぎ、スクラムを組んで歌を歌いながら抗議し、「歌っていると涙が出た」と、感動が広がりました。
警備員が並ぶキャンプ・シュワブのゲート前 |
昼食をとった「嘉手納道の駅」からは、広大な嘉手納基地を一望。沖縄本島南端の摩文仁(まぶに)の丘にある平和祈念公園にも足を運びました。
直売所や那覇市の繁華街の国際通りでの買い物も楽しみ、最後に「不屈館」で日本共産党元衆議院議員だった故瀬長亀次郎さんのアメリカ軍政下での人間の尊厳をかけたたたかいを学び、今回の研修のおさらいとしました。
●基地があるゆえの苦しみや経済発展阻害の実態を見ることができました。1人1人の力は弱くても、共同と連帯の輪を広げ、「戦争できない国」にしなければ…。
●辺野古のブルーに澄みわたった海を戦争には絶対使わせないという強い意志を、座り込みに参加している人たちを通して実感でき、共感した。
辺野古の浜から「沖縄を返せ!」 |
●嘉手納基地の説明を聞き、沖縄の人たちに土地を返してほしいと思った。日本の宝、沖縄をみんなで守りたい。沖縄農民連の皆さんとの交流も良かった。
●沖縄のたたかいに励まされました。多くの仲間と一緒になって、新基地建設絶対阻止、戦争法廃止に向けてたたかっていきましょう。
●なぜ「オール沖縄」でたたかえるのか。その答えを、島袋おばあの言葉やスクラム、生産者の笑顔などから感じることができました。沖縄は世界を変える希望であり、日本を目覚めさせてくれる宝であるように思います。確信をもって、粘り強く、そして楽しく行動していきたい。
●参加者の皆さん、そして沖縄で受け入れて下さった皆さん、本当にありがとうございました。戦争法反対、そしてTPPも根っこは同じ、たたかいは一つです。楽しく、厳しく。(宮本照三・北和センター会長)
[2015年12月]
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