農のこころ丸山美沙夫
ふるさとの名を負ふ葱に土すこし 藤島 咲子 『ザ・俳句十万人歳時記』から。 葱は葉鞘の白色を食用とする根深葱と、緑色の部分が主の葉葱とがある。また、産地それぞれの品種や特色もある。葱汁や冬の鍋料理などには欠かせない。この句の「名を負ふ」から、産地特産のものであろう。荷を解いて、土の付いた葱から匂う故郷がそこに。温かな夕餉を想起させる。
(新聞「農民」2015.12.7付)
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[2015年12月]
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