埼玉県農民連女性部で研修旅行
自然豊かな秩父へ
会員農家訪ね、手すき和紙づくりも
埼玉県農民連女性部は10月22日、15人で研修旅行に行きました。今年は会員の生産者めぐりをしながら自然の中でゆっくり過ごしたいとの要望で、大自然の残る秩父へ。
最初に訪れたのは小鹿野町にある「ふるさと両神」。地元産のコンニャク芋でコンニャクを製造、販売しており、宮下静雄社長の話を聞きながら、アツアツの大きなみそおでんをいただき、買い物を楽しみました。
次は山の自然に育まれ、お茶を栽培、製茶している出浦園へ。厳しい気象条件に適した「さやまかおり」を無農薬で40数年、栽培してきました。“草退治”が大仕事だそうで、雄大な景色と茶畑を眺めながら、ほうじ茶や自家製漬物などをごちそうになりました。
昼食は、両神温泉「薬師の湯」で手打ちそばを食べ、仕事や家庭の話に花が咲きました。森千恵子部長は、「今年は米の収量が少ない。価格も安いし、やってられない」と嘆いていました。交流の後には温泉につかってよりいっそう身も心も美人になったのでは…。
最後は、無形文化遺産にも登録された東秩父村の「和紙の里」へ。職人さんに教えてもらいながら手すき和紙を体験し、和紙の良さや伝統を知ることができました。
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東秩父村の「和紙の里」で紙すきを体験 |
「充実した内容だった。来年も県内の会員めぐりを企画してほしい」、「地域に根ざした活動をしていきたい」といった声も出され、これからも仲間を増やす活動をしていきたいと思いました。
(埼玉県農民連女性部 伊澤潔美)
(新聞「農民」2015.11.30付)
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