三浦半島へ研修旅行
農家のお母ちゃん同士
農業談義に話尽きず
神奈川県農民連女性部
神奈川農民連女性部「いちょうの会」は11月8日、日帰り研修旅行を行いました。
最初は、神奈川県三浦市で観光農園を営む吉田和子(ともこ)さんを訪ねました。ご夫婦と息子さんで、みかんの他、大根、いちごなど1・5ヘクタールを耕作しています。すぐ前に建つリゾートホテルと提携し、イチゴのもぎ取りや夏野菜の早朝収穫体験、直売所など、幅広い経営をしています。
また、大根といえば最近では青首が主流のようですが、吉田さんは在来種の三浦大根の保存と加工に取り組んでいます。
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吉田さん(右端)の農園で |
吉田さんお手製のレディーサラダ(サラダ専用品種の赤大根)の甘酢漬けとみかん果汁入りパンをいただきながら、お互い農家のお母ちゃん同士、かぼちゃの作付けなど技術的な意見交換に花が咲き、1時間半があっという間に過ぎました。
今回の研修ではもう一人、8年前に京都から実家の三浦市に戻り、お父さん、夫とともに農業に従事している奥村雅美さんを訪ねました。
奥村さんは京都在住の時から新聞「農民」読者とのこと。良好な気候に恵まれた金田地区で、畑1・8ヘクタールに大根、キャベツ、スイカを栽培。大根の間にキャベツの間作と、フル回転です。ここでも農業談義に話が尽きず、高橋マス子さんを講師に、TPP情勢もしっかり学習しました。
あいにくの雨がさいわいし、実り豊かな研修になりました。
(神奈川農民連女性部 小島八重子)
(新聞「農民」2015.11.30付)
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