農のこころ丸山美沙夫
冬菜洗う婆ら夕日を抱え込む 美沙夫 冬菜は冬に収穫する菜類の総称である。白菜・唐菜・小松菜・野沢菜などであるが、生鮮のまま出荷したり、漬物にしたりする。この句、初冬の頃に雪国の農家がいっせいに野沢菜の漬け込みをする。その菜洗いの情景を詠む。寒い日の水洗いは大変であるが、天候も見計らい婆ちゃん達が水場に寄り合う作業の一こま。
(新聞「農民」2015.11.30付)
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[2015年11月]
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