「農民」記事データベース20151116-1190-06

春に植えた稲を刈り取り

山形・庄内 横浜の4保育園の園児ら100人


生産者と一対一で作業
収穫の喜び分かちあう

 横浜市の「苗場保育園」「緑園なえば保育園」「小雀みどり保育園」「戸塚みどり保育園」の園児たちが、春に植えた稲を刈るために山形県の庄内を訪れました。4つの保育園合わせて園児73人、保育士や保護者、卒園児も合わせると総勢100人を超す参加者でした。

 園児たちは、生産者と一対一になって稲刈りをしていきます。稲株を握ろうとしても、園児たちの小さな手ではつかみきれないほど立派に育っていました。その小さな手に生産者が手を添えながら、一株一株を丁寧に稲刈りしていきます。田んぼにはたくさんの生き物がおり、興味津々で目移りしながらも自然を感じながら作業する園児たちの顔は生き生きとしていました。

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生産者と一緒に一株一株を丁寧に刈り取り

 稲刈り後には、新米のつきたて刈り上げ餅をみんなで一緒に食べ、収穫の喜びを分かち合いました。稲刈りを通して、当たり前のようにある食べ物に興味を持つことは、これからの将来を担う子どもたちにとって貴重な体験になったのでないかと思います。

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稲刈りを終えてみんなで記念撮影

 この交流会は、単なる消費者と生産者の交流という枠組みを超えて、園児たちの野外保育の一環として重要な意味合いがあり、これらの体験が子どもたちの糧となっているということを改めて感じました。

(山形・庄内産直センター 小林隆範)

(新聞「農民」2015.11.16付)
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2015年11月

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