「農民」記事データベース20151109-1189-11

旬の味


 今年ほど天候が目まぐるしく変化する年はないだろう。稲刈り中も本当に落ち着かなかった。政治情勢もまったく同じだ。安倍首相はどうして“生命”を大切にする政治をしないのだろうか。戦争法案、TPP、原発等々▼今年初めて飼料用米を出した。どうして飯米用の米と同じものをえさ米として出さなければならないのか!! 袋を閉じながら涙が出た▼TPP交渉で、安倍首相は、「国民の皆様とのお約束はしっかりと守ることができた。厳しい交渉の中で国益にかなう最善の結果を得ることができた」と、どうしてこんなでたらめが言えるのだろうか。私は怒りに胸が張り裂けそうだ▼この怒りを力に国会決議に違反する「大筋合意」は撤回し、協定への批准を行わないように、消費者や他の団体と一緒に声を上げていく。そして私たちは毎月、戦争法反対、TPP「大筋合意」撤回等の街頭宣伝をやり続ける。ニンジンの出荷中だが、これからゴボウ、長芋の掘り取りに入る。雪を前にもうひとがんばりだ。

(陽)

(新聞「農民」2015.11.9付)
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2015年11月

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