沖縄県で伝統食列車ひらく
真剣に考えたい沖縄の伝統食
講演・シンポ・交流会
日本の伝統食を考える会の「第24号伝統食列車」が10月23日から25日まで沖縄県で開催されました。テーマは「戦後70年・日本の平和は沖縄から―豊かな自然と地域に根ざした食文化を次世代へ―」。
24日には名護市で講演とシンポジウムが開かれ、基調講演を「辺野古の闘いの歴史」のテーマで古堅実吉元衆院議員が報告しました。稲嶺進市長もあいさつにかけつけて、シンポジウム「沖縄の農と食文化と健康」が行われました。
参加者は、新基地建設反対を訴えて座り込みを続けている辺野古を訪れ、「ヘリパッドいらない住民の会」の人たちを激励し、連帯を伝えカンパも届けました。
毎月本土から「現地とつながりたい」と、ともに平和のためにたたかいの輪を大きくする人々が来ます。うれしい限りです。「オール沖縄からオール日本へ」を合言葉に共同しましょう。
25日は那覇市で、食事を囲んで交流会が行われました。
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わさび漬けの材料、モーウイ。初めて見て触りました(25日) |
戦争で豚も山羊も焼かれ、殺され、食料危機の沖縄にアメリカの食品が入ってきました。アメリカ統治が長く続いた結果、自分たちの伝統食を忘れてしまったと思うのです。
今回の伝統列車開催に関わり、沖縄の伝統食を真剣に考える機会になりました。
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沖縄の食を囲んで楽しく交流しました(25日) |
伝統食にはその地域の歴史があり、人々の命のつながりがあり、先人の知恵の結晶です。沖縄にまかれた種が花を咲かせるよう、丁寧にゆっくり育てる取り組みを続けます。
(沖縄県新日本婦人の会ウージ班 新垣直子)
(新聞「農民」2015.11.9付)
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