TPP交渉今すぐ撤退を農民連 官邸前で抗議行動
農民連は10月22日、「TPP『大筋合意』撤回、交渉から撤退せよ!」官邸前抗議行動を行い、全国から約100人が参加しました。 主催者あいさつで白石淳一会長は「譲歩だらけの内容で『聖域は確保できた』などという居直りは決して許さない。これまでの運動のつながりをさらに広げ、農業生産を守るためにがんばろう」と呼びかけました。
全国から3人の参加者が決意表明。福岡県みのう農民組合の佐々木督文書記長は「アメリカではTPP合意という表現は使われていないと聞く。日本では情報操作されている。アメリカの農民も苦しむのがTPPの現状だ。これからも、子どもたちのためにも国産の農産物を食べたいという消費者の声にこたえていきたい」と訴えました。 岩手県農民連の久保田彰孝会長は「作り手がいなくなったら日本の農業がダメになる。清水の舞台から飛び降りる気分で、今年トラクターを買い替えた。その矢先にTPPの大筋合意で怒り心頭だ。農業を犠牲にした大筋合意など許されるものではない」と怒りの発言。 北海道農民連の野呂光夫書記長は「まさかと思った牛や豚の内臓まで撤廃。北海道は唯一民間がと畜場を運営しているが、こうした事業もダメになってしまう。国際競争力は政府の支援にかかっているのに全く支援もせずTPPの大筋合意など許すわけにはいかない。どんなことがあっても日本全国で農業を続けていこうじゃありませんか」と呼びかけました。 全国食健連と新日本婦人の会、全労連をはじめ、日本共産党の畠山和也、齋藤和子両衆院議員も駆けつけ連帯のあいさつ。 参加者は首相官邸に向かって、「TPPはいらない」「今すぐ撤退」とコールしました。
戦争法強行採決
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釣り人も「戦争法はいらない」とアピール |
主催者あいさつでは、主催3団体から決意表明。解釈で憲法九条を壊すな!実行委員会の高田健さんが「『国民は餅を食ったら忘れる』という自民党議員がいるがとんでもない。臨時国会も開かず安倍政権は逃げの姿勢。強行採決の悔しさを忘れずたたかい続けよう」と訴えました。
[2015年11月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
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