「農民」記事データベース20151026-1187-20

旬の味


 うろこ雲や日中の風に夏の終わりを感じる沖縄です。今年は、短期間にセミの声が聞こえなくなりました。ヒグラシやアブラゼミの声も住宅地域では聞けませんでした。異常気象が日常化していると危機感を持っています▼「TPP合意」で日本の自給率低下、生産者の生活や食料の安全は守れるのか等が心配されます。交渉が秘密に行われたことからも、大多数の国民にとってマイナスの内容なのではと感じます。しかし、メディアからは、「商品が安くなる、輸出しやすくなる」等プラスの側面が多く流されています▼93歳の母は、「国は国民をだますよ。だまされないようにしないとね」と言いました。93年の間に自国を信じられなくなった。国民にこんな思いをさせる政治家を選択しているのは、国民なのです。だまされないように学ばないといけません▼農民連や新婦人産直友の会に関わるようになって、学ぶ機会が増えました。TPPの本当の内容、狙いを知らせ、安心、安全な暮らしができるよう頑張るときだと思います。

(直)

(新聞「農民」2015.10.26付)
ライン

2015年10月

農民運動全国連合会(略称:農民連)
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224

本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
Copyright(c)1998-2015, 農民運動全国連合会