2015年10月
■2015年10月26日(第1187号)
- どうみるTPP「大筋合意」
- アメリカ・アトランタで開かれたTPP閣僚会合は9月30日から2日間の予定を3回にわたって延長した末に、10月5日に「大筋合意」なるものを発表しました。アトランタで海外NGOの行動に参加したPARC(アジア太平洋資料センター)事務局長の内田聖子さんに、「大筋合意」をどうみるのか、現地でみてきたことなども踏まえて語ってもらいました。
- TPP「大筋合意」に抗議 各地で緊急行動(1/4)/(2/4)/(3/4)/(4/4)
- 国会決議・公約違反だ!!/あきらめない!!必ず阻止/TPP抗議で緊急アクション/国会批准阻止よびかけ
- 農のこころ
- 名水の締まる一箸走り蕎麦
- マイナンバー制度 その問題点と対策(上)/“国民の人権を 踏みにじる”
- ナンバー(社会保障・税番号)法が10月5日から施行されています。マイナンバー(共通番号)制度の問題点と対策を2回にわたって取り上げます。1回目は、法の危険な問題点について、税理士の浦野広明さん(立正大学法学部客員教授)に聞きました。
- TPP「大筋合意」 「最終」でも「決着済み」でもない(1/5)/(2/5)/(3/5)/(4/5)/(5/5)
- 譲歩は底無し 野菜もほぼ全品目の関税を撤廃/「TPPはゴールどころか、まだスタート地点にすら立っていない」/国会決議の逸脱を懸念 安易な批准の阻止へ運動展開/厳しい関税削減 “セーフガード廃止”強い危機感/低米価で今でもたいへん TPPでさらに“限界だ”
- 富山和子さんの米カレンダー
- 「残したい」「伝えたい」日本の原風景――。日本福祉大学客員教授、立正大学名誉教授の富山和子さんによる珠玉の詩と写真でつづる「日本の米カレンダー2016」が発売されます。
- 土壌は環境保全の基盤
- 日本農学会は10月3日、東京都文京区の東京大学弥生講堂で、シンポジウム「国際土壌年2015と農学研究―社会と命と環境をつなぐ―」を開きました。
- 本の紹介/村田武(愛媛県食健連会長)著 日本農業の危機と再生
- 愛媛県食健連会長で、愛媛大学客員教授の村田武さんが、アベノミクス「農業改革」を跳ね返し、日本農業再生への提言をまとめたブックレットを刊行しました。
- 人類の未来がかかるCOP21(国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議)まで1カ月/アースパレード2015
- この夏、地球の平均気温は観測史上最高を記録し、日本でも巨大台風や関東・東北豪雨など未曽有の被害に見舞われました。まさに私たちの身近に気候変動が迫り、その悪影響はいよいよ顕在化し始めています。
- 主婦会館前で産直市
- 農民連ふるさとネットワークが主婦連合会の協力で開催している産直市が10月10日、「奥むめお生誕120年記念シンポジウム」にあわせて東京・四谷の主婦会館で開かれました。
- 江戸東京野菜守って“町おこし”
- 江戸東京野菜とは江戸期からの東京の野菜文化を継承している、昭和中期(40年頃)までのいわゆる固定種、または在来の栽培法等に由来する野菜のことです。練馬ダイコンや谷中ショウガ(台東区)など42品目が登録されています。
- サツマイモ掘り交流会
- 石川県農民連と新日本婦人の会城山支部のみなさんとで、10月11日、石川農民連会長である私の畑でサツマイモ掘り交流会を行いました。
- 旬の味
- うろこ雲や日中の風に夏の終わりを感じる沖縄です。今年は、短期間にセミの声が聞こえなくなりました。ヒグラシやアブラゼミの声も住宅地域では聞けませんでした。異常気象が日常化していると危機感を持っています
■2015年10月19日(第1186号)
- TPP大筋合意に満身の怒りを込めて抗議し合意撤回を要求する
- 一、10月5日、アメリカのアトランタで開催されていたTPP閣僚会議が「大筋合意」に達した。われわれは農業をはじめ食の安全、医療・保険、地域経済と雇用に重大な打撃を与え、国の主権を侵害するTPP「合意」に強く抗議し、合意の撤回を要求する。
- 史上最悪の農業破壊協定案―TPP「大筋合意」
- アメリカ・アトランタで開かれていたTPP閣僚会合は9月30日から2日間の予定を3回にわたって延長した末に、10月5日に「大筋合意」を発表しました。
- 「大筋合意」に激しい怒り/TPP調印中止せよ!! 安倍政権を打倒しよう
- TPP閣僚会合での“大筋合意”を受けて、「STOP TPP!! 官邸前アクション実行委員会」は10月6日、官邸前で行動に取り組み、約400人が集まりました。
- 農のこころ
- 新米の粒総立ちに炊きあがる
- 1日も早く退陣させよう
- 「民主主義を取り戻せ! 戦争させるな!」と10月2日、東京・日比谷野外音楽堂で「安倍政権NO!大行進」が開かれ、会場内外を含めて約2万人が参加しました。首都圏反原発連合(反原連)、原発をなくす全国連絡会、PARC(アジア太平洋資料センター)の3団体が事務局団体を務めました。
- 準産直運動の原点に立ち返ろう
- 2年連続して米価が暴落し、米流通も激しく変化しています。こうしたなかで米業者の皆さんと米の産直(準産直米)の取り組みについて、農民連ふるさとネットワークの堂前貢代表は次のように呼びかけています。
- グリーンウエーブ必ず成功を
- 国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会(全国食健連)は10月3、4の両日、東京都内で全国代表者・活動者会議を開きました。中央団体など19団体、20都府県から57人が参加し、10月からのグリーンウエーブ行動を成功させようと決意を固めあいました。
- 第25回 稲刈り交流会
- 京都農民連と新日本婦人の会京都府本部の「第25回稲刈り交流会」が9月27日、京都市京北森林公園で行われました。秋雨つづきで前日には天気が心配されていましたが、当日は晴天に恵まれ、600人もの参加者でにぎわいました。
- 住宅・農地の復旧に人手必要
- 茨城県常総市などの水害は激甚災害指定を受けましたが、これによって補てんされるのは基盤整備などの公共事業だけであり、私有物の復旧に対する補助は今後の課題です。いずれにしても復旧作業はボランティアなどの力をかりながら、自分たちでやるしかありません。
- グリーンチャレンジデーin新宿御苑
- GTF GREEN CHALLENGE DAY(グリーン・チャレンジ・デー)in新宿御苑 2015が10月3、4の両日、東京都新宿区の新宿御苑で開催されました。
- 旬の味
- 四季折々の田園風景は、人々に心地よさと郷愁を感じさせる。特に黄金色に染まる秋は見事というしかない。重く垂れた稲穂を手でさわった感触が実にいい。米作りの充実感が味わえる。両手で握った穂の膨み具合で大よそ作柄の見当がつく
■2015年10月12日(第1185号)
- 米をまもれ!!/参加者の感想
- 生産費にもはるかに及ばない低米価への対策を求めて、全労連、全農協労連、新日本婦人の会、農民連が呼びかけ、国民大運動実行委員会、国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会(全国食健連)が協賛団体となり、9月29日、都内で「米つくって飯くえねえ・国民の主食を守れ・TPP合意阻止中央行動」が行われました。稲刈りを終え、または稲刈りの手を休めて参加した農家をはじめ、各団体・個人も含め約250人が集結しました。
- 戦争法廃止の国民連合政府の実現へ 共産党 農民連に協力要請
- 日本共産党の紙智子・農林・漁民局長(参院議員)と有坂哲夫次長は9月28日、農民連本部を訪れ、同党が提案した戦争法(安保法制)廃止の国民連合政府への協力を求めて、農民連と懇談しました。農民連は、白石淳一会長、真嶋良孝、笹渡義夫両副会長、吉川利明事務局長が応対しました。
- 生産が続けられる米価を 不必要な米輸入許さない/9・29中央行動 参加者の感想
- 農民連は、「米つくって飯くえねえ・国民の主食を守れ・TPP合意阻止9・29中央行動」で、農水省交渉を衆院第2議員会館で行い、約150人が参加しました。
- 国会決議破りの“合意”は許さない
- 9月30日からアメリカ・アトランタで開かれるTPP交渉閣僚会合に向けて9月29日の夜、「国会決議破りのTPP“合意”は許さない! 9・29緊急国会行動」が行われ、約200人が参加しました。
- 農のこころ
- コンバイン夕べは米となり積まる
- 原発ゼロ 再稼働許さない 自然エネ発展させ脱原発を
- 9月27日、東京豊島区で、原発立地自治体での様々な運動を交流し、「原発ゼロ」をめざす運動を広げるため、原発をなくす全国連絡会の主催で、「原発立地自治体交流会」が、12道府県と13の中央団体から55人の参加で開かれました。
- 本の紹介/日本婦人団体連合会編 女性白書2015
- 創刊40年を迎えた『女性白書2015』は、総論では“憲法とジェンダー平等はどこまで日本社会に定着してきたか”“女性差別撤廃条約の発展と日本の課題”を分析。各論では、獲得70年の女性参政権と政治参加、均等法制定と女性労働者の労働権確立、女性の人権の核である「慰安婦」問題、さらに平等・人権をめぐる世界の日本の動向を取り上げています。
- 私と土づくり 国際土壌年にあたって
- 「生き物に土を耕してもらう」というスタンスで、無農薬で1町(1ヘクタール)の米とハウス野菜を作っています。土中の生物のバランスに気を付けて、微生物が、団粒構造の良い土をつくれるような環境にすることを大切にしています。
- 関東・東北豪雨被害 茨城農民連が国・県に要請
- 9月10日に東北・関東地方を襲った豪雨で、14日の現地調査(茨城県常総市、9月28日付本紙既報)にもとづいて茨城農民連は、16日に共産党茨城県委員会の省庁交渉に同席し、農水省などに被害実態を伝え、対策を求めました。
- 農民連青年部が支援活動
- 9月の水害で大きな被害のあった茨城県常総市へ、農民連青年部は9月27日、参加者を募って支援活動を行いました。
- 旬の味
- 秋、稲穂が色づき始めると、「昔から夏の夕焼け川渡って待っとけ、秋の夕焼けカマ砕いて待っとけと言いよった」と砕石に向かい一心に砕く亡父の後姿を思い出す
■2015年10月5日(第1184号)
- 戦争法 共同さらに広げ必ず廃止
- 9月19日未明に強行採決された戦争法に対して、全国各地で怒りの行動が広がっています。農民連会員による抗議の声と行動、今後のたたかいに向けての決意を紹介します。
- 戦争法案の強行可決に満身の怒りをこめて抗議し、廃止を求める
- 一、9月19日未明、自民党、公明党、次世代の党、日本を元気にする会、新党改革は、憲法違反の戦争法案(安保法案)を強行可決・成立させた。満身の怒りをこめて抗議し、廃止を要求する。
- 米の需給調整ただちに乗り出せ TPP 米輸入枠拡大は撤回せよ
- 青森県農民連は9月15日、暴落が懸念される米穀の需給調整に直ちに乗り出し、TPP交渉での米国産米の特別輸入枠の合意を撤回することなどを国に求めるよう三村申吾県知事に要請しました。各単組から11人が参加し、日本共産党の諏訪益一、安藤晴美の両県議が同席しました。
- 民主主義取り戻し、新しい政治に/戦争法ノー!
- 総がかり行動実行委員会は9月24日、国会正門前で、戦争法の成立に抗議する集会を開き、小雨のなか、5000人が集まりました。
- 農のこころ
- 新米を積み磐石の台所
- GMナタネ長期自生の影響は?
- 遺伝子組み換え(GM)ナタネ自生調査の報告集会「農作物に迫る遺伝子汚染〜遺伝子組み換えナタネ長期自生の影響を考える〜」が9月8日、参院議員会館で開かれました。主催は、「食と農から生物多様性を考える市民ネットワーク」(食農市民ネット)。
- 東京農大「満州報国農場の記憶」展
- 戦後70年にあたって、東京農業大学と戦争を回顧する企画展「東京農業大学満州報国農場の記憶」が9月30日まで、東京都世田谷区の東京農大「食と農」の博物館で開かれました。
- この人
- 京都府八幡市出身の府金統子さん(28)。7月中旬から奈良県明日香村にある森本吉秀さん(奈良県農民連会長)の農業法人で就農しました。
- 今年も創意かかし並ぶ
- 米の収穫を間近に控えた神奈川県海老名市中新田の田んぼで今年も「かかし祭り」が9月23日まで開かれ、農家、保育園・幼稚園、小学校、自治会などから出品された、創意工夫をこらしたかかしが並びました。
- 旬の味
- 8月29、30日に開催された農民連青年部の夏の交流会in京都府和束町(サブタイトル why don't you 米 here ?)に参加しました。夜のバーベキューのときに時雨が降ってきて、室内での懇親会になりましたが、中身はとても充実した内容でした
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