人類の未来がかかる
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昨年9月のニューヨークでの気候マーチ。パン・ギムン国連事務総長(前列右から2人目)をはじめ40万人もの市民が参加し、気候変動対策の強化を訴えた(写真:UN Photo/Mark Garten) |
こうした取り返しのつかない気候変動を回避するためには、気温上昇を「2度未満」に抑えることが世界共通の目標とされ、それには世界全体のCO2の排出量を、2050年には40〜70%削減(2010年比で)し、2100年には排出をゼロにする必要があります。
近年、温暖化の悪影響が顕在化するなかで、欧州連合(EU)に加えてアメリカや中国などの大排出国も、再生可能エネルギーの大幅導入といった積極的な姿勢に転換しつつあり、気候変動問題は今、世界では極めて重要な政治課題として位置づけられるようになってきました。
しかしこれまでに各国が掲げている削減目標を足し合わせても、「2度未満」を達成するにはまだまだ不十分で、COP21でのさらなる積み増しが求められています。
しかし、「2度目標」を達成するには、先進国は2050年には80%削減する必要があり、環境NGOは40〜50%の削減が可能と提言しているなかで、低すぎる削減目標を掲げる日本政府の姿勢は、世界各国から大きな批判を浴びています。
COP21直前には、パリと世界中の人々を結んだグローバル・アクションが計画されており、日本でも東京と京都で「気候をまもる、パリへの行進 アースパレード2015」への参加を呼びかけています。
▼アースパレード東京
日時 11月28日(土)午後2時集合 集合場所
日比谷野外音楽堂 出発イベント 各界から豪華ゲストが出演予定。銀座周辺をパレード▼アースパレード京都
日時 11月29日(日)午後1時集合 場所 円山公園
[2015年10月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
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