「農民」記事データベース20150928-1183-12

旬の味


 8月、日本母親大会(神戸市)に参加しました。記念講演の石川康宏さん(神戸女学院大教授)は、次のように強調されました▼「自衛隊が海外で常時戦争できる『安保法案』は、戦争放棄を掲げる憲法9条違反」「成立には、参院でも強行採決するか、衆院で再度強行採決するしかない」「これを許さない民意で廃案にもっていこう。民意が安倍政権を追いつめている」と▼9月17日に参院特別委員会で強行採決されました。しかし、「安保法案」をめぐって日本中が民主主義の学校になっています。「憲法は権力の横暴をしばる最高法規であり、番人は国民である」ことを改めて学んでいます。自民党憲法草案は「国のために国民をしばる」もので、草案を読むことで現憲法や立憲主義についての理解を深めています▼「戦争する国」にするのかの歴史のわかれ道に、当事者として生きていることにわくわくもしています。民主主義を鍛え直す渦中で「何を引き受けられるのか」を考えていきましょう。

(風)

(新聞「農民」2015.9.28付)
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2015年9月

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