この人
今年6月に就農した
野上誠治さん(21)=岡山
いろんな物作りに挑みたい
岡山県岡山市で2015年の6月に就農した野上誠治さん(21)。米とキュウリ、ナスなどの野菜、花き栽培を祖父と2人で切り盛りしています。
就農するまでは建設現場での肉体労働にいそしんでいた野上さん。「高校を出たとき、おじいちゃんに『すぐに継ぐのはダメ。外に出て社会勉強してこい』といわれて働きに出ていました。建築の仕事が面白くなくなってきたこともあって、実家に戻って就農することを決意しました」と話します。
農業の魅力がどこにあるのかと問うと「自分の作ったものをお客さんに買ってもらえるところ」と答える野上さん。「自分が一生懸命作ったものを買って喜んでもらえるのがうれしいです」と笑顔を浮かべます。
農民連には岡山県農民連の秦明美事務局長に誘われて8月に加入しました。「米の検査員の資格を取ることができるし、経験豊富な農家が多いので、米づくりのことなどいろいろ教えてもらいたい」と期待しています。
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キュウリの世話をする野上さん |
野上さんは今、ケイトウの栽培に挑戦しています。「周りで栽培している人がいないので、差別化ができるのではないかと花を選びました。今後はいろいろな作物に挑戦してみたいですし、若い仲間も集めていきたいです」と意気盛んです。
(新聞「農民」2015.9.28付)
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