戦争法案
与党などが参院委で強行採決
国会内 徹底抗戦で阻止する野党
国会周辺 暴走に抗議する人人人…
関連/強行採決は立憲主義の破壊
戦争法案が、参院安保法制特別委員会で地方公聴会の委員会報告もなしという史上初の暴挙のなか、9月17日、自民、公明の与党などの賛成多数で強行採決されました。政府・与党は同日夜、参院本会議に法案を緊急上程。民主、共産、維新、生活、社民の各党は中川雅治参院議院運営委員長の解任決議案、中谷元・防衛相の問責決議案を提出しました。
18日も参院本会議で、山崎正昭参院議長に対する不信任決議案、安倍首相に対する問責決議案、内閣不信任案を野党5党は共同で提出するなど、成立阻止へ徹底抗戦しています。
9月17日には数万の人が国会正門前に詰めかけました。主催は、戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会。審議中の国会からは民主、共産、社民の3野党の議員が駆けつけ、熱いあいさつを行いました。参加者からは激励の声が飛び交いました。
主催3団体のあいさつで農民連青年部の渡邊信嗣事務局長がステージにのぼり、「違憲なものはいくらごまかしたところで違憲。最後までたたかおう」と呼びかけました。
9・14総がかり行動 緊迫国会、人波埋め尽くす
週内の強行採決が懸念された9月14日、4万5千人が国会周辺に詰めかけ議事堂を包囲し、正門前の道路を埋め尽くしました。
行動を呼びかけたのは、戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会で、作家の大江健三郎さんや落合恵子さんも駆けつけスピーチを行いました。
スピーチでは作家2人をはじめ学者、弁護士、学生、母親など様々な立場の人が発言。「すべての点で違憲であることははっきりしている。強行採決は立憲主義の破壊だ」「保育園が足りないと言っているのにオスプレイを買うなんておかしい。国家戦略で武器輸出をするような経済はいらない」「アベは絶対倒れる。絶対倒す。この決意でがんばろう」と呼びかけました。
(新聞「農民」2015.9.28付)
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